少し前の話だけれども、年末も押し迫ったときになって、7年愛用したドラム式洗濯機が不調になった。
スイッチを入れて給水が始まると、聞いたことのないような異音が聞こえてくる。
見てみると、給水栓からホースを通って給水口までは水が届いているものの、洗濯機本体の中に入っていかないらしい。
厳密に言うとポタポタ滴る程度の水は流れているのだけれど、水が溜まって洗濯が始まるまでえらく時間がかかってしまう。
調べてみると、給水弁という部品が壊れた可能性が高く、交換すれば直る可能性は高いものの、購入後7年ということでメーカー保証も販売店の長期保証も切れている。
ネットで部品を購入して自分も直してしまう強者も居るようだけれど、重量90キロを超えるドラム式洗濯機を触るのは流石に気が重い。
とはいえ、生活必需品なのでいつ完全に壊れてしまうかわからない状態で年越しをするのはあまりにもリスキーである。
そんなわけで、年末セールも終盤となった家電店に慌てて駆け込む羽目になった。
何せ20万を超える買い物なので、本来なら色々下調べをしてから店舗に向かうのだけれど、何せ非常時である。
「とにかく年内に納品可能なもの」を第一条件に選ぶことになった。
これまで使っていたのはパナソニックで、その前は日立の縦型を使っていたので、とりあえずこのどちらかであれば何でもOK、くらいの感じだ。
実際に見てみると、7年前は10キロサイズが標準だったと思うのだけれど、今は11キロが標準らしい。
更に大容量だと12キロ、小さめなら10キロといった感じだ。
その中で、AI機能などが充実したフラッグシップモデルは30万前後、標準モデルは23万円前後の価格設定になっている。
とりあえず当たりを付けたパナと日立の標準モデルの在庫を調べてもらうと、パナは一部商品の製造が遅れているせいもあって在庫はゼロ、日立だったら何とかという状況だったので、一も二もなく日立となった。
何とか2日後には配送してもらえることになった。
さて、実際に届いてみての実感はというと、やはりドラムが大きくなった分、多くのものを入れられるようになったのは嬉しい。
最初の頃は若干乾燥後の生乾き臭が気になったものの、漂白剤も併用してしばらく使ってみたところ、今では気にならなくなった。
乾燥の仕上がりは上々で、以前のパナは素材によってはかなりシワがよってしまっていたのが、さすが風アイロンを売りにしているだけあるのか殆ど気にならなくなった。
若干細かいホコリが残りやすい難点はあるものの、まずは大きなトラブルもなく使えている。
去年は終盤になって家の中の設備があれこれトラブルを起こし、とどめに洗濯機という感じだったので、しばらくはこれで打ち止めになることを心底願う今日この頃である。