緊急事態宣言以降の生活の変化について、覚書程度に。
●仕事は完全にテレワークに
奇しくも新型コロナ騒動が起こる直前に試験的に導入していたテレワークは、
今や完全な仕事上のインフラとなった。
出社は許可制となり、必要がない限りは社内に立ち入りも許されない。
ただしそれは一般職に限っての話で、ライン職は何かと出社せざるを得ない日が多い模様。
社内的な決裁や情報伝達はほぼシステム化されているので、社内ネットワークに繋がって
さえいればほぼ問題なく進められるのだが、問題はやはり社外とのやり取りだ。
郵送で届く各種請求書や照会についての対応は、どうしてもアナログな手段が必要となる。
自社だけでなく、取引先も含めて社会全体が対応しなければ難しい部分だとは思う。
それも、今回の騒動を機会に変わっていくことになるのではないか。
●引きこもり生活は快適である
元来、自分は完全なインドア人間だと認識している。
なので、仕事が完全にテレワークとなり、ほぼ引きこもり状態になることが確定した時に
思ったのは、「やれやれ、これで堂々と家に引き込もれる」くらいのものだった。
実際にその生活を初めて2週間ほど経過したが、個人的にはすこぶる快適に毎日を過ごしている。
朝は、通勤時間がなくなった分ゆっくりめに起床し、ゆっくりと食事を摂る。
仕事開始まで時間があるので、洗濯機を回すくらいの余裕はある。
仕事前にはコーヒーをたっぷりと淹れ、水筒に入れて作業スペースに持ち込み、スタンバイ。
自宅のPC環境は会社に引けを取らない…というか、むしろこちらのほうが充実している。
会社にいると気になって仕方がなかった種々の物音や話し声が聞こえないことで、精神的には
非常に安定して仕事ができている。
そんなわけで、自分としては今の環境は非常に満足度が高い。
できればこの状況が落ち着いた後でも、この生活を続けたいと思っているくらいである。
●テレワークのデメリット
とはいえ、デメリットが全く無いというわけではない。
ざっと上げてみると以下のような点だろうか。
①通勤時間が無くなった分、運動不足になりがち
②仕事とプライベートの区別は意識する必要がある
③インフォーマルな情報が入手しにくくなる
①はとても分かりやすい話で、体にも目に見えてその反動が出やすい。
たかだか電車に乗るだけと思っていてもそれなりのエネルギーを消費していたようで、
食事や間食のボリュームを見直さないとかなり危険なことにもなりかねない。
②は意識して行わないとダラダラと仕事時間が増えていくことになりがちなので、要注意。
プライベートから仕事、仕事からプライベートへ気持ちを切り替えるために、何かしらの
ルーチンのようなものがあった方がいいかもしれない。
(これは通勤時間の数少ないメリットであったと言えるのかも)
③は、良いとも悪いとも言い切れない面があるかもしれないけれども。
会社にいると、自分とは直接関わりのない話であっても、周りが話している内容が耳に入って
くることによって、何となく会社の状況というのが掴めたりする。
それによって、「どうやら雲行きの怪しい案件が発生しているらしい」とか
「もう少ししたらこちらにも話が落ちてきそうなので、意識しとこう」という気持ちの
準備ができる。
仕事を進める上では、案外こういうインフォーマルな情報というのも無視できないような
気がしている。
色々書いたけれども、全般的に自分は今の状況にあまり不満がないので、精神的には
むしろ安心している方かもしれない。
(もちろん、不安が全くないというわけではない)
ただし、それは自分を取り巻く状況が比較的恵まれているからだというのは理解しているし、
他の人が同じ状況で同じ感想を持つとは限らない(むしろ、気鬱になる人の方が多いだろうと
思っている)というのも理解している。
自分がソリタリー気質であるというのも大きいだろう。
兎にも角にも、今はこの状況を乗り切れるよう、淡々と日々を重ねていきたい。
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